2012年8月21日火曜日

二人目の出産を振り返って4

それなりに強い陣痛がきていることから、陣痛促進剤は 分娩室に入ってから使うことになった。 15時になってデザートが運ばれてきた。小さな器に入ったムースだ。 ベッドの脇で、それを立って食べる。スプーンですくって一口ずつ味わいながら食べる。 その間にも容赦なく陣痛は襲ってくる。 食べ終わると急に、こんどは睡魔が襲ってきた。 深夜0時過ぎに破水して以来、まだ一睡もしていない。 ベッドに少し横たわってみる。 やはり陣痛がくると、横たわっていられなくなる。 寝るのは断念して、また廊下にでた。 居合わせた助産婦さんから 「スタスタ歩いた方がいいよ。」 とアドバイスをいただく。 しばらくして、 「先生の診察があるから中に戻ってきてもらっていいかな」 と声をかけられる。 助産婦さんの診察のときの痛さで、すっかり診察恐怖症になってしまっていた。 極度に痛がる私にお医者さんは 「フランクスさん、僕の指見て、たったのこれだけ、指二本分だよ、赤ちゃんの頭に 比べたらどってことないよ。」 と、慰められてしまう。でも確かにその時の診察は助産婦さんの診察に比べて痛くなかった。

2012年8月20日月曜日

二人目の出産を振り返って3

昼近くに助産婦さんがやってきて、 「破水して長時間たっちゃうと赤ちゃんが危険になっちゃうから、 午後から陣痛促進剤を使いますね。」 と言う。 それだけは避けたかった。ララのときの悪夢が蘇る。 これはなんとしても自然な良い陣痛を起こさねば。 昼ご飯を食べ終わるとすぐ、歩き始めた。 陣痛がくると手すりに両手でしがみつくようにして、 前屈みになって、フーフーフーと息を吐いて痛みの山をやり過ごした。 廊下を3往復するごとにかなり強い陣痛が一回来るようになった。 廊下では出産を終えた人、見舞いにくる人達、清掃のスタッフ等 様々な人々が行き交う。 特に出産を終えた患者さんたちは、とても眩しく見えた。 いいなあ、私も早くそっちサイドに行きたい。 強く思うほど陣痛がくるのが待ち遠しくなった。 フーフーフーと息を吐きながら、赤ちゃんが下りてくるイメージをした。 助産婦さんから 「明るいうちに産みましょうね」 と声をかけられる。 できればそうしたい。 (後日に続く…)

2012年8月19日日曜日

二人目の出産を振り返って2

隣の患者さんはカーテンで仕切られているものの、会話から、 初産婦さんだとわかるし、それは陣痛のうめき声からも察することができる。 私は、ララのときの経験から、陣痛の痛みの山は立ってやり過ごすと決めていた。 午前中は20分~30分おきにしか陣痛がこない。 これは長期戦になるなあ、と覚悟をきめる。 ベッドに横になるより立っていようと、廊下を歩くことにした。 隣の患者さんは早朝に早々に分娩室に入っていき、 隣にはまた違う患者さんがきた。 どうも出産は重なると、後になって聞く。月の満ち欠けに関係しているかららしい。 母子手帳を家に忘れてきてしまい、 午前中に母に届けてもらう。 母と一緒にきたララは、 「だっこ」と言って甘えてきたが、すぐに 「かえる」と言って、とてもあっさりと帰っていく。 ぐずられるよりましだけど、ちょっと寂しい。 (また後日に続く…)

二人目の出産を振り返って

久しぶりの投稿。 無事、二人目の出産を終えました。 今回の出産を振り返ってみて… 8月4日深夜0時過ぎに目が覚めて、ララの寝相が悪いので 体の向きを直してあげようとしたところ、ララは寝ているにも関わらず それを拒否。 ま、いいっか、そこで寝てなさい、 と、ララの額を撫でると、うっすらと汗をかいていたので エアコンをリモコンでつけて、 再び寝ようと横になったところで破水! 病院に電話して入院。 病院に到着するとちょうど分娩中で待たされる。 すぐに、分娩室に立ち会いのご主人が呼ばれ、 赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。 しばらくして、ようやく陣痛室で診察。 その時点ではまだ陣痛らしい陣痛はこない。 ただ羊水が出てきてナプキンを頻繁に変えなければならない。 診察を終えると、隣のベッドに新しい患者がくる。 私よりも陣痛が頻繁にきているらしく苦し気なうめき声をあげている。 (続きは後日…)

2012年7月22日日曜日

真夜中の投稿

床掃除をしてみたもののまだ陣痛はこない。 前ほど頻繁に赤ちゃんは動かなくなったけど、なぜか 夜中になると激しくジタバタするお腹の中。 おかげで全然眠れない。 携帯を変えたのでついつい見てしまう。 しまいにこうやってブロクを書いてしまったり。 横でララはすやすや眠っている。 お腹減ったなあ。

2012年7月19日木曜日

新しい生活

予定日まであと10日。まだ陣痛は来ない。 妊娠中に2回引っ越しして、2回目はすでに臨月に入ってて気がきじゃなかったけど、無事に 終了。実家に落ち着く。あとは陣痛を待つのみ。 波乱万丈の妊婦生活ももうすぐ終わり。 出産後の育児奮闘が待ち遠しい。考えるだけで大変そう!

2012年6月22日金曜日

名前決定

最近食べ歩きをよくしています。
ジャスティンはアップワンのパンが大好き。“アップ1”は近所のパン屋さん。
そこでパンを買って、目的地に着くまでの間に歩きながらパンを食べます。人通りのない道なので人の目を気にすることなく、このお行儀の悪い事ができてしまいます。

この前、ジャスティンはジムに行った帰りに警察に職務質問をされたそうで。でもよくよく聞くと、その時ジャスティンは空腹に耐えられずにスーパーで買ったチキンを食べながら歩いていたそうで、、、、そりゃあ、不審者に見られるよーーと言ってやりました。

昨日、突然ジャスティンは赤ワインで肉の塊をゆでるシチューを作りたいと言い出して、スーパーではなく、肉屋さんへ肉の塊を買いに行きました。私は、肉屋さんで肉を買うなんて初めて。
お店の人に料理を説明するとそれに適した肉を選んでくれて、すね肉のブロックをカットしてもらって、ずっしりと重たい肉の塊を買いました。

その帰り道、おなかの赤ちゃん(男の子)の名前が決定しました。
これまでいろいろ候補はあったものの、ジャスティンは納得がいかなかったみたいで、再検討して漸く決まりました。
夜、ジャスティンは母子手帳を私のところへ持ってきて「漢字で名前書いてね」と言って決意を固めました。
それは完全な日本の名前。でもニックネームですぐにアメリカでも溶け込めそうな名前になっています。