2012年8月20日月曜日

二人目の出産を振り返って3

昼近くに助産婦さんがやってきて、 「破水して長時間たっちゃうと赤ちゃんが危険になっちゃうから、 午後から陣痛促進剤を使いますね。」 と言う。 それだけは避けたかった。ララのときの悪夢が蘇る。 これはなんとしても自然な良い陣痛を起こさねば。 昼ご飯を食べ終わるとすぐ、歩き始めた。 陣痛がくると手すりに両手でしがみつくようにして、 前屈みになって、フーフーフーと息を吐いて痛みの山をやり過ごした。 廊下を3往復するごとにかなり強い陣痛が一回来るようになった。 廊下では出産を終えた人、見舞いにくる人達、清掃のスタッフ等 様々な人々が行き交う。 特に出産を終えた患者さんたちは、とても眩しく見えた。 いいなあ、私も早くそっちサイドに行きたい。 強く思うほど陣痛がくるのが待ち遠しくなった。 フーフーフーと息を吐きながら、赤ちゃんが下りてくるイメージをした。 助産婦さんから 「明るいうちに産みましょうね」 と声をかけられる。 できればそうしたい。 (後日に続く…)

0 件のコメント:

コメントを投稿