2012年8月22日水曜日
二人目の出産を振り返って6
子宮口が9センチ開いてることを告げられる。時々、口が渇くからと冷たい水を飲ませてくれる。
陣痛のときは、痛さに耐えられず、身をよじらせて怒られることを繰り返していた。
痛くても目を閉じちゃいけない
手は頭の下に
と、指示されると、腰の位置を更に下にずらされて体勢が変わると
「次の陣痛でヒヒフーで息止めて踏ん張るよ」
と言われ、ララの出産の記憶がフラッシュバックした。
ああ、そうだ、この感じだ!
思い出す!ヒッヒッフー!!!と踏ん張りながら
確かにこれって、排泄するときの感覚に似てるな、と一瞬思う。
だけど出てくる穴がまったく違うので全然違うと思い直す。
力の限り踏ん張った!
「フランクスさん、いきむのすごい上手、上手!」
と、初めて誉められる。
次のいきみで、頭が出たことを告げられ、
やった!これでおしまいか?と思ったら違ってまたいきみの指示がきた。
フーッッッ!
「見て、見て、赤ちゃん見て!」
と言われ、出てくる赤ちゃんをしっかり見届ける。
ララのときは同じように見て、見て、と言われても、余裕がなく見るので精一杯だったけど、今回は余裕を持って見ることができた。血まみれの小さな裸の目をつぶった顔の赤ちゃんだった。
出てきてすぐの赤ちゃんの手をにぎらせてくれる。地獄の苦しさの中にいたのに笑みがこぼれる。
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