アメリカのCPRトレーニングを消防署で受けてきました。
CPRトレーニングとは何かというと心肺停止状態の人を助けるための訓練です。
内容を簡単に書くと
心配停止してしまった人がいたら、
- まずその場所の安全を確認
- 呼びかけて肩をたたいて反応があるか確認
- 息をしているか確認
- 息をしていなかったら、周りの人をつかまえて911に電話してもらって、AEDを持ってくるようにお願いする。
- 服をぬがせて(胸の部分を出して)心臓マッサージを始める。
- 30回やったら2秒休むを繰り返す。
- AEDが到着したら使う。
内容は日本と同じです。
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| American AEDから画像引用しました |
人口呼吸は、家族だったらやってもいいけど、赤の他人だった場合は必ずしもやる必要はないそうです。
息を吹き込んだときに嘔吐する場合があって病気の感染のリスクもあるからだそうです。
息を吹き込む用のマスクもあって直接口と口でやらなくてもいいそうです。(写真がそのマスクです)
8歳以下の子供の場合と赤ちゃんの場合も教わりました。(子供と赤ちゃん用のマスクもあって小さくてかわいかったです)
その他に傷口の手当についても学びました。
上半身だけの人形のマネキンを使って心臓マッサージしたり、
口の部分がガーゼになったシートをもらって人口呼吸の練習をしたり
練習用のAEDを実際に使ってみたりもしました。
休憩時間も含めて4時間半くらいかかりました。
うちの夫も含めて年配の方々は質問が多い。
長かった〜。9時から始まって終わったのは13時40分くらいでした。
遠い、遠い昔の記憶で私は過去に日本で受けたことがあるような気がしました(ほとんど忘れちゃってる)人口呼吸するときの気道確保が大事だと刷り込まれた記憶がかすかに残っています。
トレーニングを受けれたことも貴重な体験だったとは思いますが、消防署の中が見れたのも面白かったです。
人口3000人くらいの小さな町の消防署の中で受けました。
大きなビリヤード台が置いてあったり、壊れた自販機が2台並んで置かれてあったり、トイレのある部屋には洗濯機や乾燥機、シャワー室もあって、その他にはキッチンやテレビとソファが置かれているリビングルームもあってまるで誰かの家のようでした。味わい深かったです。
1階のシャッターが開くとき2階の部屋ではゴォーーーーっとすごい音が鳴り響きます。
このトレーニング、夫が家族に受けさせたくて申し込みました。
夫は申し込んだ時、他にも人を集めるように言われたようです。家族だけだと受講人数が少なすぎるから。
それで、娘が通うハイスクールに電話していました。
ハイスクールの中で受講したい人を募集し、その他にもNextdoorというジモティーみたいな地域アプリのようなところでも募集したみたいです。
結局、私達家族以外に来たのは3人でした。高校生らしき男性が一人、年配の男女が二人。
私達家族が5人(うち一人は7歳なので受講の対象外、大人向けのトレーニングだったので)。
なぜ、夫がこのトレーニングを家族全員に受けさせたかったのかというと、夫は心臓に問題が見つかったからだと思います。(←これは私の推測ですが)
夫は昔からパニック障害の症状があったり、不整脈の症状があったりしました。
突然心臓がバクバクするということがたまにあったんです。
それで検査を受けたら右心房と右心室が中程度に拡大、拡張していると言われました。
そんなこともあって家族に受けさせたかったんだと思います。うちにはAEDも買ってあります。
お医者さんは「年をとると皆ある程度は拡大、拡張するものだから」と言っていましたが、念の為、来年再検査します。
どの程度、拡大、拡張したのか具体的な大きさを調べたいそうです。
とはいえ最初は、
私は英語は聞き取れないし、話せないし、なので受講しても意味なくない?って思って一度断りました。
私は夫に「youtubeで日本語でCPRトレーニングのビデオを見るから受けなくてもいい?」
と聞いたのですが、ダメでした。絶対に受けないといけないと言われ強制的に受けさせられました。
実際、聞き取れた英語は全体の45%くらいだったと思います。
あらかじめ日本語で予習してたので、聞き取れるところもありました。
日本の授業のように先生が受講生に質問して指名されたりとかは無かった。ホッ。
おとなしく聞いているだけで良かったのでホッとしました。
果たして
このトレーニングが役に立つ日が来るのでしょうか?
後日わかったことなのですが、このトレーニングを受講するのに一人70ドル支払ったそうです。うちは4人分、280ドル。ヒェ〜!有料だったというのを受講前に知っておきたかった。


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