アメリカで大腸内視鏡検査を受けたので経験談を書きます。
検査の予約までのこと
まず、健康診断を受けたときにお医者さんに受けたい検診を伝えました。
乳がん、子宮頸がん、大腸がんの検査を受けたいと言いました。
乳がんと子宮頸がんは最後に受けてから2年以上がたっていたので受けといたほうがいいかなと思いました。
大腸がんは母が大腸がんで亡くなっているので検査を受けたいと思いました。
子宮頸がんはその日のうちにすぐ検査してくれました。涙がでるほど痛い検査で正直もう今後は受けたくないと思いました。前に受けたときも痛かっけど今回ほどではなかった。
乳がん検診は後日病院から電話がかかってきて予約の日時を伝えてくれました。ギリ通訳なしで予約できました。
大腸がん検診は、乳がん検診と子宮頸がん検診の検査結果が来てもまだ連絡が来なくて夫に言って病院に催促してもらいました。こういうことはよくあることだと夫は言いました。
そうすると病院から電話が来ました。これは通訳がないと会話できなかったので通訳をつけてもらいました。病院からいくつか質問があって答えました。すると保険が適用になるか保険会社に聞いてみるからもう少し待つようにと言われました。
その後、保険が適用になるとのことで予約ができました。
直系家族に大腸がんの人がいる場合は5年に1回、いない場合は10年に1回受けたほうがいいそうです。
便潜血検査をしたかったのですが、その選択肢は無くいきなり大腸内視鏡検査をすることになりました。
検査予約完了後のこと
検査日の2週間くらい前に上で載せた写真の案内の手紙が郵送で送られてきました。
手紙に書いてあったことは、事前に自分で買って準備しておく下剤とゲータレード(スポーツドリンク)のこと、検査7日前からの食事のこと、検査前日の食事制限のこと。検査当日のこと。
この写真が買った2種類の下剤です。箱に入ってるのは錠剤、プラスチック容器に入ったのは粉状の薬でした。ウォールマートで買いました。
錠剤: Bisacodyl 5mg - 4tabs
粉状の薬:Miralax 238grams
ゲータレード(スポーツドリンク)も買いました。(32オンスのスポーツドリンクを2回分)
検査7日前から食べてはいけないもの
ベリー類、ナッツ、コーン、ポップコーン、種子類がダメだと書かれてありました。毎日64オンス(だいたい2リットルくらい)の水を飲むようにとのこと。
検査前日のこと。
検査前日は固形物は食べられません。
昼と夜に8杯の透明な液体を、そのうちの2杯にはスープ(ブイヨンはベジタブル、チキン、ビーフのどれかで減塩タイプのものは不可)を飲むようにと書いてありました。これプラス7日前から毎日飲んでる2リットルの水も飲みました。
午後3時には4粒の錠剤を飲みました。
午後4時には32オンスのスポーツドリンクに粉状の薬の半量を溶かして飲みました。(これが飲み終わるのに4時間くらいかかりました、辛かった)
検査当日のこと
検査当日の午前3時に残り半量の粉状の薬をスポーツドリンクに溶かして、これを朝の5時までに飲み終わらなければなりませんでした。
これらのことが手紙にかかれてありました。
私は朝4時頃までに全部飲むことができました。
そこからは何も口にせず朝8時半に病院に行きました。
検査案内を受け取ったあとのこと
この手紙を受け取って少し経つと病院から電話が来ました。これも通訳をお願いしました。
手紙は読んだか、質問はないかなどいろいろ聞かれました。
私は7日前から食べてはいけないものの質問をしました。食べてはいけないものの中にあった「seeds」種子類の中にはアボカドや米が含まれているんだけど、私は普段アボカドと米をよく食べるので、米とアボカドは食べてはダメなのか聞きました。食べてもいいと言われました。
検査日、当日の病院への到着時間を再度確認されました。
検査当日
受付を済ませて、夫に貴重品(財布とかが入ったバッグ)をあずけて一旦家に帰ってもらい、私は一人病室へ連れていかれました。スマホだけ自分で持っていました。そこからはモニターで通訳の人をつけてもらって会話しながら検査の準備をしてもらいました。
服は全部ぬいで病院着に着替え、病院の靴下を履きました。脱いだ服と靴は一つの袋にまとめて入れました。
スマホだけ手元に持った状態で腕にチューブをつけた(写真の状態)まま少しベッドで待たされました。
その間、念の為と思ってトイレも最後に済ませました。
その後、ベッドごと私は運ばれて検査室に連れて行かれました。
そこからはお医者さんの話、麻酔医の話を通訳を通して聞き、サインをしました。
リスクもあるよ、それでもいいんだね、という確認の話が長かった。
家族歴があるということはポリープがある可能性があるからその場合は取って病理検査に出すと言われました。
そして鼻に酸素が出てくるという管を付けられて、腕に2回ほどチクっとして痛い注射をされたように感じました(こわくて直視できませんでした)。
体の向きを左下にして横になったときに時計が見えたので時間を見るとその時点で10時半。
全身麻酔ははじめてだったのでどんな感じになるんだろうとワクワクしていました。10時半までははっきりと意識があって、いつ麻酔が効いてくるんだろうと思っていました。
検査の前に簡単な質問をするよ、と言われていたんですが、その質問はされないまま(おそらく気づかなかったんだと思います)
目が覚めたら時計は11時半になって、検査は終わっていました。
思わず「done?」と聞くとYesと言われました。
すぐにポリープはあったのかと聞くと「なかったよ、グッドニュース」と英語で返してくれました。
メガネとスマホを受け取りました。
もといた病室に戻ると夫が来て、自分の服に着替えて終了となりました。
自分で歩けると言ったのですが、車椅子に座らされて車まで連れて行ってくれました。これがルールなんだそうです。
こんな感じで大腸内視鏡検査は終了しました。
検査結果はその日のうちに書類でくれました。
母が大腸がんになって亡くなってから長年自分も大腸がんにならないか心配していたのでこれでホッと一安心しました。