2021年7月3日土曜日

夫の友達(Part3:ローレンスの悲しい過去)

この写真はPart:2で書いた植えたフルーツの木の場所です。

この前、私が草刈りをしたのですが、すぐに草がぼうぼうになってきています。

このりんごの木の向こうにあるのはファイヤープレイスです。
ダンボールの箱とか、食品の紙箱とかうちで不要になった紙のゴミを持ってきてここで焼いたりしています。
フルーツの木は植えてから2〜3年で実をつけるそうです。
来年くらいに収穫が期待できそうです。写っているのはアジアンペア(梨)です。

本題の夫の友達のことなのですが、今日、新たなせつない情報を得たので書こうと思います。
Part1で、ローレンスのキャンピングカーは売ってきたと書いたのですが、その件です。
キャンピングカー、夫はRVと呼んでいます。
ローレンスのRVは、インターネットが使えない環境に住んでるローレンスに代わって、うちの夫が代理で売っていたのですが、買いたいという人が14人いたそうです。
そして引っ越しの日、指定した日時に現れたのは半分の7人だったそうです。
先着で早く来た人に売ろうとしたらしいのですが、なんと全員、ローレンスの姿を見たら、買うのをやめたそうです。なので、売れなかったらしいんです。
私はびっくりでした。
せつない!なんてせつない話なんだろう。。。
そんな売り主の容姿だけで、買うのをやめるなんて。
電話で夫が買いたいという人と話をしているときも、試乗したいという人がいて、実際に試乗するなら持ち主のローレンスとスケジュールを調整するために、直接彼と話してと、電話番号を案内したところ、
ローレンスの声を聞いただけで、もう買うのをやめた人もいました。
黒人差別はひどいものです。
(黒人特有の英語の発音があるらしく声だけで黒人だとわかるそうなんです)
なんともせつない、悲しくなってしまいました。

ローレンスはRVは売れずにただ手放して、この土地の場所に引っ越してきたのでした。

ローレンスのことは夫からいろいろと話をこれまでに聞いているのですが、壮絶な子供時代だったことがうかがえます。
母子家庭で、兄弟は3人くらい(うろおぼえ)いて、みんな父親が違ったそうです。
私が次女を出産したあと、ローレンスがうちにきたことがあったのですが、うまれたばかりの赤ちゃんをみて、
「僕は母親にかわいがってもらった記憶はないんだけど、自分もこんな赤ちゃんだった頃があったんだよな、、、なんか複雑な心境だよ」ということを言っていました。

そして兄弟は拳銃自殺したり、薬物中毒になったりしてみんなこの世にはいないそうです。兄弟で生き残っているのは彼だけなんだそうです。

更に悲劇は、結婚したあと、奥さんに浮気されて奥さんは浮気相手との子を妊娠し、それだけはなく彼の全財産を持っていってしまったんです。
警察に相談しても夫婦間のトラブルだと判断されて相手にしてもらえなかったそうです。
そんな浮気された元奥さんの写真がスマホにあって、私に「元奥さんだよ」と見せてくれました。そんな自分の全財産を盗んで浮気相手と逃げていった奥さんの写真を今でも持っているなんて、、、
夫いわく、彼はそこからメンタルがやられてしまったそうです。
いい仕事に就いていたのも辞めてしまって、その後、自分でカーペットクリーニングの会社をはじめてほそぼそとその清掃の仕事をしていたそうですが、だんだんと他人のために働くのはもうやだとなっていってホームレスのようになってしまったんだそうです。

夫は、彼は25年前のこと(元奥さんと離婚したこと)をまだ今でもひきづっていると言っています。そして、昔はいつも身ぎれいにしていて、車もきれいにしていて、きれい好きだったのに、今では、ホームレスみたいになって、賞味期限切れの缶詰ばかり食べている、と嘆いていました。

夫とローレンスのつきあいは夫がまだお義母さんのおなかの中にいた頃からはじまっていて、夫が生まれたときからのつきあいなのです。

ローレンスは夫より15歳も年上だと最近知りました。
ローレンスの過去について書きました。

今朝、コスコに行くために、犬を土地の場所に連れていったときに久しぶりにローレンスを見かけました。車の中にいる私と子どもたちに手を振ってくれました。
犬もローレンスになついているようでした。

次回はもう一人の夫の友達のことを書こうかなと思います。




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